ねぇねぇ、VIX指数って言葉をTwitterで見かけるんだけど、なんのこと??
VIX指数は恐怖指数だよ!
この指数が上がったら相場が不安定になりやすいね。
なるほどね。
でも恐怖って測れるの?どうやって指数出してるの?
ちゃんと算出方法も紹介するよ!
詳しくは記事の中で解説するね😊
みなさんはVIX(ヴィックス)指数ってご存知ですか?
Twitterやニュースでは見たことあるけど、実際投資においてどのように見たらいいか分からない方も多いと思います。
今回の記事ではVIX指数について解説し、VIXを実際の投資に使う方法を紹介しています。
- VIX指数とは、投資家の株式市場に対する心理状態を表している。
- VIX指数が高い=市場が不安定。VIX指数で暴落&大暴落の予測ができる。
- VIX指数への投資は暴落時のリスクヘッジになる。
え、VIX指数への投資って出来るの?!
知らなかった〜😳
この記事ではVIXの意味から数字の見方、投資方法まで分かりやすく解説しています。
ぜひ最後まで読んでいってください😊
VIX指数とは
VIXとは、Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略
・価格変動の度合いを表します。
・「ボラティリティが大きい」とは、その商品の価格変動が大きいことを表します。
・「ボラティリティが小さい」とは、その商品の価格変動が小さいことを表します。
現代ではこのボラティリティーを標準偏差で数値化して、リスク度合いを分かりやすくしているのが一般的です。
ではVIX指数とはどういうものなのか、詳しく見ていきましょう。
VIX指数は、シカゴ・ボード・オプション取引所(CBOE)によって作成されたリアルタイム・ボラティリティ・インデックスのこと。
VIX指数は、市場のボラティリティに対する期待値を定量化した最初のベンチマーク。
VIX指数は次の30日間のS&P500 (米国500)のインプライド・ボラティリティ(原資産価格の将来のボラティリティを予測したもの)のみを示している。
要は「市場が今後30日でどのような変動を見込んでいるのか」を数値化しているもの、と理解していれば大丈夫です。
市場が安定していて変動が小さければVIX指数は下がり、市場の先行きが不安定で変動が大きければVIX指数が上がる。
こう覚えておこう!
VIX指数はS&P500オプション(SPX)の価格をベースにして計算し、%で表されます。
詳しい指数の算出方法について書くと長くなるので、詳しく知りたい方は次の折り畳みを見てください⏬
VIX指数の見方
具体的にVIX指数はどう見ればいいの?
VIX指数は市場のボラティリティが大きいと数値が高くなります。
実際のチャートはこちら⏬
2020年3月に80を超えているのがコロナショックです。
2020年〜2021年はその前に比べてVIX指数が高い=市場が不安定だった、と解釈できます。
具体的な数値の見方は次のようになります。
- 10〜20:市場が安定している
- 30:警戒領域
- 40:パニック状態
VIX指数の変動は主要政治家・投資家の発言やFOMCの発表、世界的ニュースなどで起こりやすいです。
直近ではロシア・ウクライナ戦争でVIXが30後半にまで高くなっていますが、40を超えることはありませんでした。
過去に40を超えたような事例は次のようになります。
- 1997年10月 アジア通貨危機 48.64
- 2001年9月 アメリカ同時多発テロ 49.35
- 2002年7月 エンロン不正会計事件 48.46
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2011年10月 ギリシャ通貨危機 46.88
- 2015年8月 中国減速懸念 53,29
- 2018年2月 アメリカ景気悪化懸念 50.3
- 2020年3月 コロナショック 85.47
事件や世界経済へ大きな影響があるニュースが出されると、VIX指数が高くなると覚えておこう!
今度は、実際にVIX指数が高くなったらどうしたらいいのか解説します。
VIX指数が高くなったらどうしたらいいのか
実際にVIX指数が高くなりそうになった場合、取れる行動は次の3パターンになります。
- 暴落に備えて現金ポジションを厚くする
- 暴落で買い増し
- VIX指数連動ファンドに投資
暴落で買い増しが出来る人と、不安で買い増しが出来ない人がいると思います。
必ず買い増しをしなければいけない!なんて事はないので、しばらく市場を見守って買い増しをしない立場でも全然問題はありません。
勇気がある方は暴落で買い増しをするでしょう。
しかし逆張り(下がっている時に買う)を狙うと、更に下がって結局利益をあまり出せない事もよくあるので、個人的には順張りをお勧めします。
③のVIX指数連動ファンドに投資するとリスクヘッジにもなります。
S&P500が下がるのに対しVIXは上がるので、資産が減るのをある程度防ぐことが出来ます。
VIX指数連動ファンドを少し紹介します⏬
VIX指数連動ファンド
S&P500に連動するファンドがあるように、VIX指数にも連動するファンドがあります。
相場が下がるとVIX指数が上がる事を利用し、 暴落時でも利益を出すことができます。
相場が安定するとVIX指数は下がるため、短期的な投資に向いていますね。
主なETFをご紹介⏬
- iPath Series B S&P 500 VIX S(VXX)
- ProShares VIX Short-Term Futures(VIXY)
- VIX短期先物指数(1552)
- VIX中期先物指数(1561)
VXXとVIXYは海外ファンドが運営していますのでドル$で購入となります。
VIX短期先物指数と中期先物指数は東証に上場しているETFで、日本円で購入することができます。
最近円安が非常に進行していてドルに換金しにくいため、為替が気になる方は東証上場ETFでの購入をお勧めします。
まとめ
VIX指数についてまとめてきましたが、指数について理解することは出来たでしょうか?
再度まとめておきましょう⏬
- VIX指数とは、投資家の株式市場に対する心理状態を表している。
- VIX指数が高い=市場が不安定。VIX指数で暴落&大暴落の予測ができる。
- VIX指数への投資は暴落時のリスクヘッジになる。
世界経済へ影響が出るニュースが報道されたり、事件が起こったら今度はVIX指数も見てみましょう!
市場のトレーダーが反応していればVIXは上がりますし、特に問題視していなければVIXは上がりません。
VIXが20後半になったら警戒領域ね!
忙しくてニュースはそんなに見れないけど、時々チェックしておくわ👍✨
それでは、また次の記事で👋