固定費の削減、ちゃんとやってますか?
1年間の固定費の支出を計算したことありますか?
FIREするには年間の支出を把握していないと達成することが出来ません。
資産所得>年間支出の状態になるには一体いくら必要かおさらいしましょう。
まず資産所得を年利5%(税引き後4%)で計算します。
- 6000万円 → 240万円
- 8000万円 → 320万円
- 1億円 → 400万円
1億円あっても400万円なんだね…💦
そうなんです、以外に少ないですよね?
1億円あってもFIRE達成後に豪遊できるわけではありません。
もしFatFIREしたいなら、もっと資産を作る必要があります。
5億円ほどあれば年間2000万円の収入になりますので、1月あたり160万円ほど使うことが出来て豪遊生活出来ます。
しかし5億円もの資産を築くには、普通のサラリーマンでは生涯賃金を超えていて不可能です。
6000万円〜1億円の資産を目指し、普段の生活は質素倹約に努める。
とちとち家の年間支出は250〜300万円程度です。
👉詳しくは家計簿記事へ
節約のためにオススメしたいのは、固定費を削減することです。
この記事ではとちとち家が年間20万〜50万円の支出を削減した実例を紹介し、節約ノウハウをどのように実践していったかが分かります。
まずは固定費について解説していきます。
固定費
固定費と変動費
固定費とは、家賃、光熱費、インターネット・スマホなどの通信費、保険といった毎月定額が引き落とされる費用のことをいいます。
変動費は主に食費、日用品、娯楽費など毎月変動する費用のことをいいます。
固定費を減らすメリット
固定費を減らす最大のメリットは、ストレスを溜めずに中長期的に費用を削減できることにあります。
仮に食費を2万円減らす場合、食事の質が大幅に下がりかなりストレスを溜めます。
しかし、インターネットのプロバイダを変更しても日常生活には何も変化はありません。保険を変更しても日常生活に何も変化は出ないでしょう。
このように固定費を削減しても日常生活には大きな変化がなく、ストレスを溜めずに節約できることが最大のメリットです。
間違った固定費の削減方法
固定費削減のメリットは、ストレスなく継続してコストを減らせることです。
そのため、通信費を気にしてスマホを使わないといった細かな節約はあまりおすすめしません。そこはWifiを上手く使ってストレス無く節約したいところです。
もちろん楽しくてやれているならば別ですが、ストレスが溜まってしまう場合は、電気やガスを乗り換えたり、携帯のプランを見直すなど節約額が大きいところから対策しましょう。
通信費
固定費を減らすのに簡単な方法は格安SIMに乗り換えることです。
旧プランでは年間の通信費が夫婦で1万円を超えてしまいますが、格安SIMに切り替えることで夫婦で5000円以内に抑えることができます。
月々5000円の節約も侮れません。5000円✕12ヶ月=60,000円の節約に!
プランによってはもっと節約できます。
とちとちパパとママは楽天モバイルの無料期間中に申し込めたので0円になりました。
これにより、年間20万円近くの節約に成功しています。
ちなみに、スマホ利用者の60%はデータ通信量が3GB以下というデータがあります。
引用:https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=472
これを踏まえて一覧表を2つを見てください。
①大手3大キャリア+楽天モバイルの比較表です。
価格はどれも横並びですね。
②上記以外の大手格安SIM4社の比較です。(他にもありますが割愛)
楽天モバイル | Y!mobile | UQモバイル | OCNモバイルONE |
0〜1GB 0円 | 3GB 2,178円 | 3GB 1,628円 | 0〜1GB 770円 |
1〜3GB 1,070円 | 15GB 3,278円 | 15GB 2,728円 | 1〜3GB 990円 |
3〜20GB 2,178円 | 25GB 4,158円 | 25GB 3,828円 | 3〜6GB 1,320円 |
20GB〜 3,278円 | 6〜10GB 1760円 | ||
通話料 アプリ経由で0円 | 通話料 30秒22円 かけ放題プラン有 | 通話料 30秒22円 かけ放題プラン有 | 通話料 アプリ経由11円/30秒 かけ放題プラン有 |
大手3社が打ち出した新プランは20GBのデータ容量ですが、それでは多くの人がデータ容量を余らせてしまいます。
Wifiが更に普及してきた現代では、ゲームやアプリを外で使うにしてもWifi経由で通信することが出来ます。
自分の普段の環境を振り返り、必要なデータ容量や通話プランを検討してみては如何でしょうか。
格安SIMに乗り換えるときのデメリット、面倒くさい点をいくつか紹介します。
- 通信キャリアが大手よりも弱い、電波が弱い
- 店舗がなくオンラインだけの対応
- 対応していない端末がある
- キャリアメールが使えない
- 引き落としがクレカ限定の場合がある
- LINEのID検索が出来ない
- 乗り換え時SIMロック解除とMNPの発行は自分でやらないといけない
- 初期設定も全て自分でやらないといけない
楽天以外はほぼ店舗がないと思われますので、乗り換えから申込み、設定まで全て自分でやらないといけません。
デジタルが苦手な方には難しいかもしれませんが、そんな時は店舗がある楽天を候補に入れてみてください。店頭で設定までしてくれます。
とちとち家は楽天モバイル+楽天ひかりという合わせ技を使っています。
- 楽天モバイル使用中の人は楽天ひかりを契約すると、基本料が無料
- 工事費の分割払い330円/月がかかるだけ
- 楽天SPUが+1倍(1%)
とちとち家の通信費はスマホ+インターネット使用料も含めて、なんと330円/月だけ!
通信費だけで年間約36万円の節約になり、1ケ月の生活費を余裕で上回ります。
36万円の配当金を得ようとすると利回り4%で900万円必要です。
通信費は絶対に手を付けましょう!
なお、とちとち家はもっと突っ込んだ節約もしています。
詳しくは別記事になりますが、なんと地デジも解約しました…👇
普段の生活に特別困ってはいませんし、生活の質は全く変わっていません。
ストレスを溜めずに節約できること。これが大事です。
保険
生命保険、医療保険については様々な意見があるのを承知で紹介します。
僕達は節約についてYouTubeで勉強をし始めました。
まず見始めたのは中田敦彦のYouTube大学とリベラルアーツ大学です。
保険関係でオススメな動画2つ紹介します。
当時夜勤の空いた時間にYouTube大学を見ながらメモをとって、翌日ママに話していたのをよく覚えています。
保険の解約・変更
僕達が行った保険の変更点は以下のようになります。
- パパの入りすぎていた生命保険+医療保険を解約
- 自動車保険の見直し+車両保険を解約
- 店舗で契約した火災保険を解約→楽天の火災保険に変更
①パパの入りすぎていた生命保険+医療保険を解約
パパは一家の主として、もし何かあった時残された家族が困らないように…という考えが我が家の場合間違っていました。
そもそもなんですが、とちとちママが医師なので一家の大黒柱はとちとちママになります。
もし僕が死んだ場合でもお金に困るということはなかったんです…。
社会人になった。結婚した。子供が出来た。このような時に生命保険に入ろう!とCMや社会からの刷り込みがあり、【保険に入るのが当然】と思い込んでいました。
パパの生命保険を解約し、つみたてNISAを始めました。こちらの方がよっぽど将来のための資産形成には向いています。
ちなみに、とちとちパパは月額約2万円=年間24万円保険を払っていました。
これが無くなったことで24万円の節約に成功!24万円浮くとかなり助かります。
なお、今全く生命保険に加入していないかというと、そうではありません。
ママの生命保険に+1000円で家族として掛け捨ての生命保険に加入しています。
最低限の保険は必要です。
②自動車保険の見直し+車両保険の解約
自動車保険のオプションを減らし、車両保険を解約しました。
自動車保険についてはリベラルアーツ大学の記事で勉強させてもらいました。
これにより自動車保険も節約し、車2台で月額1万円を下回る契約になりました。
③店舗で契約した火災保険を解約→楽天の火災保険に変更
とちとち家は2020年にマイホームを購入しました。
しかし保険については無知だったため、ほけんの窓口に行き店舗で契約をしました。
節約について勉強するうちに、今契約している火災保険が割高だと気付きました。
既に楽天経済圏だった僕達は楽天の火災保険で試算したところ、現在の契約を解約して戻ってくるお金で新しく5年契約の火災保険に入れることが分かりました。しかも少し余るんです。
保険内容はほとんど変わりません。
急いで火災保険を解約し、楽天の保険に入り直しました。
当初41万円で契約した火災保険は26万円になりオンラインでの保険の安さに驚き、人がいるとそこに手数料が発生して割高になることを改めて痛感しました。
今後もオンラインで済むものはオンラインで済ませようと思います。
光熱費
とちとち家のマイホームはオール電化にしました。
寒冷地に住んでいるため暖房を灯油にすることを工務店から勧められたのですが、次の理由でオール電化にしました。
- 太陽光発電を乗せるため、昼間はその電力で暖房も賄いたい
- 灯油の補給を忘れそうだし、都度連絡するのも面倒くさい
- 灯油の価格は変動するが、電気代は変動が少ないし夜間電力が安い
- 都市ガスが通っていないエリアでプロパンガスになってしまう
プロパンガス代がとても高く、アパートにいた時はお湯に使っていただけなのに1万〜2万円取られていました。
電力会社も今は自由化されているため、様々な電力会社があります。
とちとち家も電力会社を変更する予定です。
一人暮らしでも電力会社の変更はオススメです。年間で1万円の節約も、10年すれば10万円の節約です。
電気をこまめに消したりするのも良いですが、そもそもの電力会社を検討するのをお忘れなく!
まとめ
代表的な通信費・保険・光熱費に関して見直しを書いてきましたが、そもそも節約をしたいのは何のためかを思い出してください。
FIREしたい、子供の教育費を増やしたい、貯金を増やしたい、など理由は様々なはずです。
目標に対して真摯に向き合い、その為であれば生活の質が下がらない節約は今すぐ取り掛かれるはずです。
固定費の削減は一度手続きをすれば、毎日コツコツ節約する必要はありません。これが最大のメリットです。
是非一度固定費の削減にチャレンジしてみて下さい!