【流行のFIREムーブメント】FIREに種類が?FIRE4種類を解説!

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とちとちパパ

先日FIREを解説しましたが、FIREにはいくつか種類があります!

とちとちママ

とちとち家はサイドFIREを目指しているわ。
サイドFIREが何かまだ説明してなかったわね。

前回の記事「FIREってなに?」では、FIREとは何か、FIREとはどういう状態かについて解説しました。

ざっくりと振り返ると、「FIREとは資産からの収入(不労所得)が支出(生活費)を上回った状態」です。

実はFIREには次の4種類があります。

FIREの種類
  1. FatFIRE (ファットFIRE)
  2. LeanFIRE (リーンFIRE)
  3. Side-FIRE (サイドFIRE)
  4. BaristaFIRE (バリスタFIRE)

僕達が目指しているSide-FIREは、配当金などの資産収入で基礎生活費をまかない、ブログなどの副業をするスタイルです。

この記事を読むことで、FIREにどんなスタイルがあるか知ることが出来ます。

それでは、1つずつ解説していきましょう。

目次

FatFIRE(ファットFIRE)とは?

Fatとは、「太った」「でっぷりした」「脂肪が多い」と訳されます。

FatFIREを簡単に表現すると、【贅沢なFIRE】です。お金持ち向けのFIREですね。

FatFIRE
  • 生活費以外の娯楽費や旅行などのお金も全て資産所得でまかなう。
  • 仮に贅沢な生活費を1,000万〜2,000万円とすると、3億〜5億円の資産が必要

3億〜5億の資産を作るにはどうしたら良いでしょうか?

巨額の資産を作るには…
  • 起業して事業を大成功させる
  • ビットコインで一儲け
  • 不動産王になる
  • 元々資産家

元々資産があったり、高収入な職業の場合は達成可能でしょうが、大金を作らないといけないのでFatFIREを達成するのは基本的に難しいと思います。

一般的な年収の方にオススメなのは残り3つのFIREがオススメです。

ブログ仲間のブルースさんがFatFIREについて詳しく解説してるよ👇

LeanFIRE(リーンFIRE)とは?

Leanとは、「やせた」「引き締まった」「効率的な」と訳されます。

Fatの逆ですね。FIREの意味もほぼ逆になります。

LeanFIRE
  • 無駄な生活費を削ぎ落として節約の鬼になり、月々7〜15万で生活する。
  • 達成資産額は低く、株式5000万円以上あれば150万円ほど配当金が入り達成が可能。(超節約生活の場合)

かなりの節約生活が必要ですが、実現可能な資産額ですね。

LeanFIREはどうやったら達成できるでしょうか。

LeanFIREするには…
  • 可能な限り節約をし、月々の生活費を7〜15万ぐらいに切り詰める
  • 自分で直せるもの、作れるものは自分でなんとかする
  • 節約して出来た貯蓄は可能な限り投資へ回す
  • 年収400〜500万でも継続すれば達成可能

節約を頑張っている皆さんでも月10万を切るのは中々難しいんじゃないでしょうか?家庭がある僕にとっては無理だと感じます。

このLeanFIREに向いているのは、「物欲がほとんど無くて質素な生活でも全く気にならない」という方に向いています。

1例を挙げますが、30歳でFIREした穂高唯希さんの著書「本気でFIREを目指す人のための資産形成入門」に出てくる支出の最適化リストを紹介します。

節約リスト
  • ペットボトル飲料を買わず、水筒持参
  • たばこを買わず、たばこ株を買え
  • 飲み物は白湯でOK
  • デートは、公園で手作り弁当ピクニック
  • 書籍は図書館利用
  • 会社の飲み会は必要最低限
  • 株主優待を活用すべし
  • 散髪はセルフカットか、1000円カット
  • 携帯は格安SIM
  • プールやジムは公共施設を利用
  • コンビニでの買い物は避けよ
  • 買い物カートは使わない
  • 支払いは現金ではなくクレカで
  • 保険には入らない
  • 階段は資源

このリストの節約が余裕で出来るような人でないと難しいかなと思いますね。

LeanFIREを目指すのであれば相当な覚悟と努力が必要です。

LeanFIREでFIREを達成された、おけいどんさんの書籍もオススメです。

👉「今日からFIRE!おけいどん式40代でも遅くない退職準備&資産形成術
(リンク先はAmazonです)

Side-FIRE(サイドFIRE)とは?

Side-FIREについては、米国のFIREムーブメントの先駆けクリスティー・シン&ブライス・リャン著の「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」で紹介されて有名になりました。

FIREは元々FatFIREとLeanFIREがメインで、あとの2つは亜種になります。

Side-FIREのSideは、Side hustle(サイドハッスル)=副業から来ています。

資産収入+副業でFIREするスタイルですね。

Side-FIRE
  • 本業とは別に、個人の特技・趣味などで稼いでいる収入=サイドハッスルしながらFIREする
  • 収入源が増えるので、FIRE達成までが短縮できる
  • FIRE達成後は本業を辞めて資産収入で生活し、サイドハッスルを自由にやっていく

Side-FIREには大きなメリットがあります。

Side-FIREのメリット…
  • FIREを達成しているため基礎生活費は担保されている
  • 基礎生活費は既に担保されているからサイドハッスル(自分の特技・趣味・好きな事)は稼げなくても困らない
  • サイドハッスルはいつやめてもいい
  • 上司・部下など悩まされる人間関係はない

この基礎生活費がFIRE達成しているため担保されているのが大きいですね。

僕達も今は基礎生活費をまかなうために倹約と投資の積み立てをして、副業としてブログを始めています。

Side-FIREする方法は次のようになります。

Side-FIREするには…
  • LeanFIREのように倹約し、投資で生活費をまかなえるぐらいの資産を作る
  • 具体的には生活費は200万〜300万ぐらいに抑え、資産を6000万〜1億作る
  • サイドハッスル=副業をして収入を得る

LeanFIREと異なるのは副業をする点ですね。

ちなみにSide-FIREを「資産収入+副業で生活費をまかな」と勘違いしている方が多いようです。

副業に頼っている時点でFI(経済的自立)を達成しておらず、FIREとは言えません。

「働く・働かないは自分で選べる」がFIREの達成基準と思いますので、働かないといけない時点でまだ資産が足りていません。

ブログ仲間のだいちゃそがSide-FIREについて詳しく解説してくれているので、是非そちらもチェックしてみてね!👇

ブログ仲間のブルースさんもSide-FIREについて詳しく解説してくれているので、要チェック!👇

BaristaFIRE(バリスタFIRE)とは?

Side-FIREは個人事業主としてサイドハッスル=副業をしますが、BaristaFIREは雇われる側になります。

バイトやパートタイムで働くということです。

BaristaFIREのBaristaは、イタリア語でカフェや喫茶店(バール)でコーヒーやドリンクを提供する人のことです。

BaristaFIREを説明するためには、アメリカと日本の保険制度の違いを少し説明しないといけません。

アメリカは日本のように国民皆保険制度がなく、医療費控除などを受けられるような制度がありません。

ですので、生産年齢の人たちは

保険に入るために…
  • 会社を通して団体保険に加入
  • 民間の割高な保険に個人で加入

このどちらかにするしかありません。

アメリカではパートタイムで健康保険に加入できる会社としてスターバックスが有名です。BaristaFIREはアメリカでFIREを達成しつつ、社会保険を手に入れるためにスタバで働くことから来ています。

日本でも会社勤めを辞めると、厚生年金・健康保険などの社会保険に加入できなくなります。ただし、平成29年に法改正があり、加入条件が次のようにゆるくなりました。

厚生年金・健康保険の対象になる条件
労働時間週20時間以上
賃金月額8.8万以上
勤務期間2ヶ月超
身分学生は除外
企業規模従業員50人超

このような条件を満たすために、

  • 1日5時間✕4日=20時間労働(週休3日)
  • 時給1,100円✕月80時間勤務で8.8万の収入

のように働くことで条件を満たし、ライフワークバランスを保ちつつ厚生年金・健康保険に加入することができます。

BaristaFIRE
  • LeanFIREのように倹約+投資で資産収入を増やしFIRE
  • 基礎生活費は資産収入で賄い、社会との繋がりやライフワークバランスを保ちつつ、社会保険に加入するためバイト・パートタイムで働く

BaristaFIREを「生活費の半分を資産収入、もう半分を労働収入でまかなう」と発信しているメディアもありますが、これもFI(経済的自立)が達成できていない時点でFIREではありません

そのような場合は、セミリタイアになるんではないでしょうか。

BaristaFIREは、FIRE達成後も社会的なつながりや、世間体も気になり、時間が余って困るような方にオススメです。

Barista FIREについてはTwitter仲間のブルースさんひなたさんが詳しく書いています👇

最後に

今回の記事では4つのFIREについて解説しました。

FIRE
  • FatFIRE:生活費以外の娯楽費まで資産収入で賄える、贅沢なお金持ちスタイルのFIRE
  • LeanFIRE:質素倹約につとめて生活費を抑え、資産収入>生活費の状態を目指す
  • Side-FIRE:サイドハッスル(副業)の力でFIREまでの時間を短縮し、FIRE達成後はサイドハッスルによりさらに資産が増やせる
  • BaristaFIRE:FIRE達成したあと社会保険制度に加入し、社会とのつながりなどを保つためにバイト・パートなどの労働を継続していく

FatFIRE以外のFIREは、LeanFIREが基礎になって派生したFIREスタイルですね。

僕達はSide-FIREを目指していますが、サイドハッスルがうまく行かなかった場合はBaristaFIREをするかもしれません。

生活費、生活スタイルは個人によって大きく異なるため、今回の記事を読んで自分のスタイルを見つけられたら嬉しいです。

それでは、また次の記事で👋

ブログ紹介

ブログ仲間のひなたさんもFIREについて詳しく解説しています👇

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